端午の節句って何を食べるのでしょうか。
さらに関東では柏餅・関西ではちまきが定番。
童謡「背くらべ」ではちまきですね。
その他お子さんの節句のためにぜひとも作りたい料理レシピのご紹介です。
端午の節句に食べるべきと良く言われるのが
鰤(ブリ):成長するにしたがって名前が変わる出世魚
鰹(カツオ):「勝つ男」にかけて
筍(たけのこ):大地に根を張って、まっすぐ育つことから
です。
そのほか、定番は柏餅とちまき。
動揺「背比べ」では以下のように歌われていますね。
「柱のきずはおととしの 5月5日の背くらべ
ちまき食べたべ 兄さんが~」
ちまきを5月5日に食べるようになったのは中国の故事からきています。
端午の節句で食べられるちまきは様々な具材を混ぜて炊いたもち米を笹などで葉でまいてイグサでしばったもの。
中国では赤・青・黄・白・黒の五色の糸でまいたちまきを川へ投げ、悪い龍から供物を盗まれるのを避けられたという伝説から、ちまきを食べると災いから身を守ることができるという風習に変わったと言います。
それが日本でも伝わったのが由来。
ただし西日本では五月五日にちまきを食べることが定着されましたが東日本では柏餅が定番とされました。
これは柏の葉は新葉がでないと古い葉が落ちないことから「子孫繁栄」の願掛けを込めて子どもの日に食べる縁起の良い食べ物となりました。
また、よもぎ餅もよもぎが邪気祓いに効くと考えられていることから子どもの日の食べ物が変わりました。
子どもの日のパーティにももりあがりそうおススメ料理レシピ
子どもの日、GWに重なるので家でお祝いする家庭も少ないかもしれません。
ならばちょっとお弁当や夕飯にひと工夫してみてはどうでしょうか。
こいのぼりいなり寿司
これは可愛い!
子どもも大好きおいなりさんをちょっと工夫して。
【材料】(10個分)
永谷園黒酢入りすし太郎 1袋
炊きたてご飯 500g
いなり用油揚げ 10枚
チーズ・海苔・ハム・かいわれ大根 各適量
【作り方】
1. 炊きたてのご飯にすし太郎一袋を混ぜ、うちわなどであおいで冷まします。
2. ハムをキッチンはさみで形を作るか、口金の裏などで半円に抜きます。
チーズは丸く抜きます。(目になります)
3. 油揚げの口上部を少し内側に折り込み、1のご飯を詰めます。
4. ハムをうるこのように並べ、チーズと海苔で目・口・えらを作ります。
5. 同様にハムをかいわれ大根の葉を使って作ります。
何か素材を使って矢車や支柱をお皿に盛るときに作っても可愛いですね。
写真ではニラなどを使っています。
かまぼこ鯉のぼり
お弁当に入れても可愛いこいのぼりのかまぼこ。
調理不要の見栄え重視の一品です。
【材料】(1人分(鯉のぼり2つ))
かまぼこ(白) 1板
かまぼこ(紅) 1板
海苔 適量(目、エラ、うろこ)
【作り方】
1. 白と紅のかまぼこをそれぞれ半分に切ります。
2. 白と紅両方半分にしたかまぼこひとつだけをさらに1/3に切ります。
半分のもの+1/3でひとつのこいのぼりになります。
3. 色を組み換えてお皿に並べます。
4. 海苔で目やうろこを好みの大きさに作ります。
5. かまぼこ上につけて完成。
海苔でうろこを作るのがちょっと細かい作業になるので大変そうですが、がんばりどころはここだけという嬉しさ。
兜のチーズ揚げ
兜の形さえコツをつかんだら結構カンタン!
子どもも大人も大好きなチーズ揚げです。
【材料】5個分
春巻きの皮10cm×10cm 5枚
ジャガイモ 150g
牛乳 50cc
バター 10g
チーズ適量
☆小麦粉(糊用) 適量
☆水(糊用) 適量
【作り方】
1. ジャガイモは皮をむいてから茹で、柔らかくなったらお湯を捨てます。
そのまま中火にかけ、鍋をゆすり水分を飛ばし粉ふきにします。
2. 鍋の中でジャガイモを潰し、バターと牛乳を加えて弱火で練りながら混ぜます。
餅状になったら火を止めます。
3. 春巻きの皮で兜を折ります。折り方は以下を参照。
4. 兜の中に角切りにしたチーズと1を詰め、中へ折り込みます。
5. 170℃の油できつね色になるまで揚げます。
軽く塩をふっていただきます。
■兜の折り方
1. 三角に折る。
2. 両端の先端をさらに頂点へ折る。
3. 上下を返し、先端をさらに頂点へ折る。
4. そこから斜めに折り返し、兜の角を作る。(☆を合わせた糊で固定させる)
5. 下の一枚を半分に折り上げ糊づけ。
6. さらに折り込む。
7. 兜の下に残った1枚は具を詰め込んだあとの蓋にします。
たけのことわかめのお吸い物(若竹汁)
冒頭に述べた通り、たけのこは子どもがまっすぐに成長するよう、端午の節句には欠かせない食べ物のひとつです。
【材料】(3~4人分)
たけのこ(水煮) 穂先の部分 6~8切れ
わかめ(塩蔵わかめ) 30g
水 400~500ml
昆布だし(顆粒) 規定の量
塩 小さじ1/2~1
薄口醤油(お好みで) 小さじ1
【作り方】
1. たけのこの穂先を切り、足りなければ軟らかい部分を切り、水洗いします。
2. わかめを洗い、適当な長さに切ります。
3. 鍋にお湯を沸かし、昆布だしを入れます。
4. たけのこを入れ、ゆがいてからわかめを入れます。
5. 塩、薄口醤油で味を整えて完成。
レンジでカンタン柏餅
子どもの日にはこれだけは欠かせない!という方も多いはず。
今年は手作りしてみませんか?
【材料】(8個分)
上新粉 200g
砂糖 小さじ2
水 280ml
こしあん 240g
柏の葉 8枚(塩漬けになったものが市販されています)
【作り方】
1. 柏の葉は軽く水洗いしてキッチンペーパーの上で水気を切っておきます。
2. こしあんを8等分し、それぞれ俵型に丸めておきます。
3. 上新粉、水、砂糖を耐熱ボールに入れ、混ぜ合わせます。
ボールにラップをふわっとさせてかけ、電子レンジで600Wで5分加熱します。
4. 加熱し終わったらラップの上に取り出し、ラップの端を持って生地を2つに折るように中心に体重をかけてこねます。
5. 4つ角を同じ手順で行い、ねばりが出るまでつやがでるまでこねます。
6. 丸くまとめたら水で濡らした包丁で8等分に切り分け、丸めます。
冷めてからだと手にくっつきにくくなります。
7. 丸めたお餅を楕円形にのばし、手前半分のところにあんこをのせます。
8. 置くから手前にお餅をおりたたみ。形を整え、柏の葉を巻きます。
簡単ちまき
【材料】(4人分)
もち米 2カップ
帆立貝柱 100g
そら豆 100g
しょうが 1片
A
しょうゆ 大さじ1+1/2
みりん 大さじ1+1/2
かつおだし 大さじ1+1/2
【作り方】
1. もち米は洗って水きりしておきます。
2. 帆立貝は4つに切り、そら豆は皮をむき、2つに割ります。しょうがはせん切りにしておきます。
3. 鍋にAを入れて沸騰させ、2のそら豆としょうがを入れて煮ます。
4. 再び沸騰したら帆立貝を加えて1分ほど煮て、そのまま冷まします。
5. 4の煮汁をこし、少なければ水を足して2カップにして炊飯器に米と一緒に入れ、普通に炊きます。
6. 炊き上がりにそら豆と帆立貝を加えて混ぜます。あれば笹で巻いてください。
どれもが割とカンタンに作れる子どもの日の料理です。
お子さんの成長を願ってあらためてお祝いしてみては。
GW中のひとつのイベントになり、もっと楽しくなりますよー。
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