「いちご狩りに行ってたくさん持ち帰った」
「安くなっていたからついついたくさん買ってしまった」
など。
いちごは鮮度が落ちると味も落ちます。
もしずぐに食べないなら、正しい保存方法でいちごの美味しさがなるべく落ちないようにしてください。
いちごを美味しくいただくためのポイントをまとめました。
いちご選びの方法
いちご狩り成功のコツでも書きましたが、美味しいいちごの見極め方は
- まんべんなく赤く艶がある
- ヘタが身から離れピンと沿っている
- 種の粒の周りが盛り上がっている
- 形は三角形というよりヘタの部分が細くなっているひし形
です。
もうすでにヘタがしなっているものや、一部熟しすぎているものは保存せず早めに消費してしまうことをおススメします。
いちごの保存方法
ちょっと面倒に思うかもしれませんが、買ってきたいちごをそのまま冷蔵庫に入れるよりずっと鮮度が保たれるので美味しくいただけます。
少しでも長く保存したい場合は温熱法という、最初に52℃のお湯に30秒つける方法があります。
ただ、52℃という温度が肝なのでなかなか難しいです。
冷蔵保存する場合
1.傷んでいるものを取り除く
熟しすぎているもの、黒ずんでいるものなどは取り除きます。
保存前に洗いたくなりますが、洗っている最中も傷がつく可能性があるので洗わず保存します。
ヘタは絶対とらない。
2.いちごを一個ずつ包む
キッチンペーパーでいちごを一個ずつ包み、キッチンペーパーを敷いた深めのタッパーにヘタが下になるように並べます。
深めのタッパーに入れるのは蓋をしていちごがつぶれないようにするためです。
まず乾燥しないことが重要なので、かならず密閉できる容器に入れてください。
容器がない場合
もし適当な容器がない場合は、アルミホイルを使います。
大きめにアルミホイルを切って敷き、ヘタが下になるように並べます。
さらにいちご同士がくっつかないように、さらにアルミホイルで敷居をつくり、一個一個部屋を作るイメージです。
敷居を作ったら敷いたアルミホイルで全部を包み込み、冷蔵庫に入れます。
冷凍保存する場合
1.下準備
冷凍する場合は洗ってからヘタをとります。
ヘタをとったらよく水をきります。
いちごが少しへたっていたら、ヘタを取る前に水かレモン水に10~15分に浸けます。
2.砂糖をまぶす
冷凍の際いちご同士がくっつくことを防ぐため、一個一個にしっかり砂糖をまぶします。
砂糖の量は1パックに大さじ1と1/2くらいです。
また、いちごは凍らすと甘味が減るので解凍したときにちょうど良い甘さが感じられます。
3.ラップでくるむ
砂糖をまぶしたいちごを2~3個ずつラップでくるみ、保存袋に入れて空気を抜いて冷凍庫へ入れます。
いちごの保存期間
ここまでしても実はいちごはあまり日持ちしません。
スーパーで買ってきたいちごなら1週間~10日程度。
いちご狩りで持ち帰ってきたいちごなら2日程度です。
冷凍しても1ヶ月くらいです。
スーパーで売られているいちごは収穫後に冷やすため追熟成が一定期間止まりますが、いちご狩りで摘んできたいちごは持ち帰っている途中で熟成が進んできてしまっています。
保存期間はあくまで目安です。
いずれにしても早めに食べた方が確実に美味しいですよ。
いちごの洗い方・食べ方
冷蔵庫で保存していたいちごは洗ってから食べます。
いちごの洗い方は流水でジャーと水をかけて洗うだけでは不十分です。
いちごの洗い方
洗う際ヘタはとりません。ヘタをとると、水と一緒にビタミンCが流れてしてしまいます。
ボウルに水をはり、そこへいちごを入れ、そっとかき回します。
数回かき回したら手でいちごをすくい上げ、キッチンペーパーなどで丁寧にふきとります。
ざるはゴミも一緒に吸い上げてしまうので、使わないようにしましょう。
いちごの食べ方
冷蔵保存したいちごは上記の方法で洗い、ヘタをとっていただきます。
冷凍したいちごの美味しい食べ方のご紹介です。
解凍すると少し水っぽくなるので多少加工して食べることをおススメします。
【いちごシャーベット】
冷凍庫から取り出し、5~10分自然解凍。
ひんやり天然素材100%のシャーベットができます。
練乳をかけるとさらに甘味が増して美味しくいただけます。
【いちごジャム】
砂糖をまぶしているので凍ったまま鍋に入れ、弱火で煮込みます。
甘さはお好みに合わせて調整してください。
【いちごシェイク】
冷凍いちごと牛乳、少し砂糖を加えてミキサーにかけます。
砂糖はすでにいちごにまぶしているので、好みにあわせて調整してください。
牛乳にあわせてバニラアイスをいれるとさらにおいしく。
ただ、その場合は甘くなりすぎるので砂糖は入れないでくださいね。
【いちごと甘酒のシャーベット】
この場合はあらかじめいちごと一緒に甘酒を保存袋に入れて凍らせてください。
かちかちに凍る前に取りだし、フォークなどでつぶしていただきます。
いちごはスイーツなど加工しても美味しくいただけるので多少多く買ってきたり収穫してきたりしてもあますことなく活用できますね。
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